http://www.tokachi.co.jp/kachi/jour/06yoha/20060419-01/index.htm 2006.04.19 【3】 道議選への影響 水面下で駆け引き活発化 民主、 大地次第で大混戦に 帯広市長選挙結果 平成18年4月16日投開票
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「砂川市政の改革の流れを止めてはいけない」 市長選投開票日を翌日に控えた15日夜、5番館ビル前の砂川敏文陣営「大フィーバー」。寒空の下、約600人の支持者に向かい、市区選出道議の清水誠 一、小野寺秀は声を張り上げた。 翌日の結果はわずか1001票差の薄氷の勝利。小野寺は危機感を持って語る。「普通のサラリーマンがわずか2カ月で、大臣、道議、市議が一体となった現 職に迫った。帯広の選挙が変質した表れ。この流れは変わらない」 支持層が流出 現在、自民の清水、小野寺、民主の三津丈夫が3議席を分ける帯広市区。来春の道議選でも2議席確保を狙う自民だが、容易でない戦いが予想されている。 十勝毎日新聞社の出口調査では、前回道議選で小野寺に投票した人の17.9%、清水に投票した人の32.5%が目黒精一に「流出」。清水後援会の幹部は 「目黒に流れた保守票の一部が清水、小野寺の支持票。道議選では戻ってくるが、民主側には攻め込む余地を与えた。中川票もその意味で崩れた」と分析する。 目黒を推したある保守系関係者は、今回の接戦の今後の選挙への影響について力説する。「自民があれだけガリガリやってあの数字。頑張れば対抗できると、 反自民の人たちは確実に自信をつけた」 知事選の態度次第 道民主党は昨年1月、定数3以上の選挙区での複数候補擁立方針を決定。三津に一本化する帯広市区でも、複数擁立の検討が迫られている。 これに対し、同党帯広代表を務める三津は「問題は知事選。他の政党、団体がパートナーになって知事候補を擁立するなら、道議選の協力も議論に上る」と他 党との選挙協力による「複数擁立」の可能性を語る。 この「パートナー」に浮上しているのが、衆議院議員・鈴木宗男が率いる新党大地。鈴木は知事選への積極的なかかわりを表明しており、14日には民主党と の連携協議も明らかにした。 帯広の新党大地関係者は「当然、大地系候補の擁立を考える」と帯広市区参戦を示唆し、「知事選と同じ構図になるか分からないが、目黒支持者には鈴木支持 者が多いのも事実。民主が組織票を割いて大地系候補を応援するならば」と協力の可能性を語る。候補には現時点で、鈴木直系の市議、山崎泉の名前も挙がって いる。 昨年の衆院選で、民主党公認の石川知裕(党十勝代表)の後援会は、比 例区で新党大地支持を表明。事実上「民主−大地」の協力関係の下、帯広市内の比例区は、自民2万6495票、民主2万5706票、大地2万0657票だっ た。 3党が拮抗 仮に道議選で両者の協力が再現されれば、3党の得票は拮抗(きっこう)する可能性が高いと関係者は見る。ある自民道議の支持者は「民主は1人が精いっぱ い。あと2議席が大地と自民2人の争いになる」と身内の激戦を予想する。 前回落選した山田りん太郎(※)、大塚徹は今回目黒支持で動き、来春の市議選に名が挙がっている。民主が単独で2人出せば、新党大地、共産も含めて6人 の大混戦が予想される道議選。市長選を機に、来春に向けた水面下の駆け引きが今後活発化する。 (文中敬称略、市長選取材班)※「りん」は馬偏に米の下に舛です。 |